スイス旅行記(14)〜感動の最終回

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    スイス旅行記も回を重ねて14回、一時帰国で少々中断してしまいましたが、いよいよフィナーレ最終回です。
    思えば2泊3日の小旅行でしたが、よくもこれだけ長く記事にしたなと我ながら感心しています。まずは長いことお付き合いいただき、ありがとうございました。

    さてラインの滝から始まって、イチゴタルト、蜂騒動、ユングフラウ、そしてスイスの名物料理などなどご紹介してきましたが、もう一つ肝心な所が抜けていました。アイガー北壁です。

    クライネシャイデック(2,061m)からアイガー北壁を望む


    アイガー北壁、日本人にはユングフラウよりも馴染みの深い山かもしれません。この1800m程の岩壁に過去何人ものクライマーが挑戦し、そしてその命を呑込まれています。
    新田次郎の小説や映画「アイガーサンクション」などの舞台としても有名ですが、日本では1969年に女性登山家・今井通子さんを含む6名の日本隊が直登ルートで登攀し登頂に成功したことで一躍その名を知られるようになりました。
    私が幼少のみぎり、日本隊登頂成功がテレビや新聞で大きく報道されたことを覚えています。オーバーハング(岩壁が垂直よりもせり出している)部分でシュラフをザイルに結え付けて一晩を過ごしたなどと聞いた時、子供心にも「よくそんなスゴイ(怖い)ことが出来るな〜」と感動したことを覚えています。丁度下の写真のnaruto(息子)と同じ歳の頃でしょうか。


    アイガーグレッチャー(2,320m)からアイガー北壁を望む

    私は山登りをしませんが、最近読んだ横山秀夫の小説「クライマーズ・ハイ」で主人公と谷川岳の衝立岩(ついたていわ)に登る約束をした友人が彼に対して、クライマーズ・ハイ(登山中の興奮状態が極限まで達すると恐怖心が無くなってしまうこと)を説明する描写がありました。

    アイガーの絶壁を見上げた時、このクライマーズ・ハイがなければ絶対登れないだろうなと実感しました。


    話は変わりますが、今回の旅行でnarutoがカメラに一番多く収めた被写体があります。それは・・

    ラインの滝でもなく

    アレッチ氷河でもなく

    ユングフラウでもなく

    私が子供の頃に感動したアイガー北壁でもありませんでした。

    その彼の好奇心をそそったものとは・・

    なんと牛クンでした!


    アイガー直下で草を食む牛クン


    おいおいnarutoよ、少しは父の気持ちも分かっているよなぁ〜?

    モウ〜ッ!!

    お後がよろしいようで。

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    スイス旅行記(13)〜アルプスの定番料理

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      ふとタイトルを見ると、スイス旅行記も今日で13回目ですね・・
      業界でいう1クール分、「連ドラも最終回を迎えてしまう回数だな〜」などと思ってしまいました。

      それはさておき、今日はお約束のグルメネタですね。

      最初に皆さんに聞いちゃいましょう。
      スイスアルプスの定番料理と言えばっ!」(関口宏風に・・)

      やっぱり『フォンデュー!!』でしょう!
      「ある、ある、あるぅ〜」なんて声が聞こえてきそうですが・・


      グリンデルワルドのレストランにて

      この料理、多分100人中68人位(?)の人はそう答えると思える程、スイスではポピュラーな料理ですね。
      (実際に召し上がったことがない方の為に説明すると)フォンデュー用チーズと白ワイン、香辛料を混ぜた鍋をチーズが焦げないように弱火で煮立てます。そこに千切ったバゲット(パン)を長いフォークに突き刺して鍋の中のチーズに絡めて食べるという寸法です。チーズが固まらないように、鍋の中をかき回しながら食べるのがコツです。

      「鍋」料理だけあって地元スイスの家庭では冬の定番メニューですが、観光地ではもちろん一年中楽しむことが出来ます。
      (この時は肌寒かったので、絶好のフォンデュー日和でした・・)

      そしてその後は、ぐっと意見が分かれるかもしれませんが、多分私はこれだと思います。


      クライネシャイデックのレストランにて

      ラクレット」です。
      またまた牧畜の国スイスらしくチーズ料理ですが、この料理も至ってシンプルです。
      茹でたじゃがいもに溶かした「ラクレット・チーズ」(料理の名前=チーズの名前です)を絡めて食べるというものです。写真は1人分だけなので、既に溶かしたラクレットをお皿に盛り付けてありますが、大人数だと専用のラクレット器でチーズを溶かしながらいただきます。

      この料理、実は私のブログで以前紹介した⇒「牧場定食」のローブルショーンと使っているチーズが異なるだけで基本的に同じルーツの料理です。感想としては、ラクレットの方がローブロショーンよりも乳脂肪が多く、塩味もキツイ感じがします。

      そうそう、ご家庭で「簡単ラクレット」を考えましたので、近い内にアップしましょう!

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      スイス旅行記(12)〜アイスパレス

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        スイス旅行記再開です。
        (日本に一時帰国するまでに終わるだろうか・・)
        今日は、残暑の続く日本の皆さんへ涼しいプレゼントを・・

        前回、プラトー展望台では念願の「乙女」にも出逢うことが出来ましたが、ユングフラウヨッホを降りる前にもう一つ見るべき所がありました。


        プラトー展望台、この真下15m程の場所に・・



        プラトー展望台から再びエレベータと階段を降りていくと、そこには床も天井も壁も全て一面氷で出来た空間が出現します。ここがアイスパレス(氷の殿堂)です。

        外が悪天候の場合のコンソレーション(お慰め)として作られたものでしょうが(?十年前の我々がそうでした)、それなりに趣向が凝らされています。


        narutoよ、お願いだから写真を撮る時のピースサインは止めてくれ〜


        ご覧のとおり、氷の彫刻やら記念撮影の場所が設けられています。




        またまたピースサインしてるぅ〜

        次回はグルメネタを一つ・・
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        スイス旅行記(11)〜ユングフラウ

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          今回の旅のハイライトであるユングフラウですが、
          意地の悪い「乙女」でなかなかその姿を現してくれません。

          プラトー展望台でサンドイッチを頬張りながら、待つことしばし。

          「あ〜ぁ、雲が切れないな〜」

          ユングウラウも銀座のクラブのホステス嬢も、一度や二度通っただけでは相手にしてくれないのだろうか、などとつまらぬ事を考えていると・・

          ついにその姿を現しました!




          えっ、「雲に隠れて見えない〜」ですって?



          まあ、黙って写真をクリックしてみてください。
          (Flashファイルなのでご心配なく)

          如何でしょうか・・

          ついに初恋の「乙女」も我々に微笑んでくれました!!

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          スイス旅行記(10)〜Top of Europe後編

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            スイス旅行記、今日で10回目になりました。
            普通なら2〜3回で終わりそうなネタですが、よく10回も引っ張ったと(あと数回は続くと思いますが)我ながら感心しております。

            ユングフラウのあるベルナーオーバーランド地方はスイスでもドイツ語圏に属します。従って地名もドイツ語です。
            ここで前回gontaさんからご質問のあった、ユングフラウ三山の名前について説明をしておきましょう。
            <スイス旅行記(8)のイラストご参照>

            向かって右からユングフラウ(Jungfrau)は「乙女」という意味ですね。そのお隣メンヒ(Monch)は「修道僧」、そしてアイガー(Eiger)は「若い男性(の名前)」です。
            昔聞いた話ですが、アイガー「若い男性」がユングフラウ「乙女」に恋をしたのですが、間にメンヒ「修道僧」が入って邪魔をしたとかしないとか・・

            そしてTop of Europと呼ばれるユングフラウ・ヨッホのヨッホ(joch)は、「鞍部」(尾根が下がった部分)という意味だそうです。ちょうどユングフラウとメンヒの合間で馬の鞍のような地形をしています。
            そういえば、日本の山岳用語ではピッケル(pickel)、ザイル(seil)、アイゼン(steigeisen)、ヤッケ(jacke)など沢山ドイツ語が使われていますね。

            因みにこのユングフラウ、中国語では「少女峰」と表します。
            調子に乗って他の名前も調べると、アイガー「愛格峰」、メンヒ「門希峰」、この辺りはある程度想像できますがグリンデルワルド「格林徳瓦」に至っては全く訳がわからなくなります。(北京語の発音に似た漢字を当てはめているのですが)
            少女といえば、モー娘は「早安少女組」だったっけ・・

            閑話休題

            随分と前フリが長くなってしまいました。
            スフィンクス展望台では、ユングフラウが雲の陰に隠れていましたね。
            今回のスイス旅行、前回「ガス」しか見られなかったミセス殿にユングフラウを拝んでもらうのが一番の目的でしたが、既にイチゴタルトを食べた為か、それともメンヒを拝めた為かそれなりに満足しています。narutoクンもアレッチ氷河には感動した様子です。

            それでも私一人、諦めきれません・・

            こうなると個人旅行の良い所で、一緒に昇ってきたハングルの団体さん達は「アニョン・ヒ・ケセヨ!」とさっさと引き上げてしまいましたが、我々には時間がたっぷりとあります。

            「メシでも食って雲が切れるのを待とう!」

            ということになりました。(そういえば、蜂騒ぎで朝食もロクに食べていませんでした)レストランで遅い朝食とり、再度プラトー展望台からユングフラウの姿を狙います。

            気分は、もうすっかりパパラッチです。

            はたして初恋の「乙女」は姿を現してくれるのか・・!?
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            スイス旅行記(9)〜Top of Europe前編

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              さ〜て、お待ちかねのユングフラウ・ヨッホ "Top of Europe"
              到着です!

              ユングフラウ・ヨッホには二つの展望台がありますが、駅は地下にあるのでエレベータに乗り地上に出る必要があります。先ずは一番高い所にあるスフィンクス(Sphinx)展望台(標高3571m)を目指して地下通路を進みます。

              外の天気はどうだろうか?

              期待に胸がドキドキします。
              息も弾んできます。
              目の前もチカチカしてきます・・?

              日頃の不摂生が祟ったのか、蜂にチクリとやられたせいなのか、私一人酸欠の金魚のように口をパクパクして足が前に進みません・・

              どうやら軽い高山病のようです。 トホホ

              幸いゆっくりと歩く内に体も順応し、どうにかスフィンクス展望台へ続くエレベータに辿り着きました。
              ここでエレベータに乗り、一気に100m強の高度をかせぎます。

              デッキへと続く階段を一歩一歩踏みしめます。

              外は明るくなっているようです。

              果たして・・



              朝日を浴びたメンヒが燦然と聳え立っています。

              そしてユングフラウとともに世界遺産に登録されている
              アレッチ氷河も・・



              雲の陰がグラデーションを作っていますが、23km続くというこの氷河の遥か彼方まで望むことが出来ます。既に蜂に刺された痛みなど、すっかり消え去っています。

              さて残すは今回のハイライト、ユングフラウですが・・



              雲に隠れて姿を現してくれません。
              何と意地悪な「乙女」なのだろうか・・

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              スイス旅行記(8)〜ユングフラウ鉄道

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                前夜からの雨は止みましたが、生憎の曇り空でアイガーも雲間に隠れています。蜂に刺された足もズキズキと痛みます・・

                もう、こうなったら開き直るしかありません。文字通り「運を天に任せて」ユングフラウ・ヨッホ(Jungfraujoch)へ出発です!


                グリンデルワルド駅にて


                先ずはグリンデルワルドからユングフラウ鉄道(Jungfraubahnen)に乗って、クライネシャイデック(Kleinescheidegg)にむかいます。(所要時間30分強)



                クライネシャイデックで別の列車に乗り換え、ユングフラウヨッホ(Jungfraujoch)までは、更に約50分の旅となります。

                アイガーグレッチャー(Eigergletcher)から終点のユングフラウヨッホまでは、ひたすらトンネルの中を突き進みますが、途中アイガーヴァント(Eigerwand)とアイスメーア(Eismeer)には展望台があり、それぞれ5分間程停車しますので、列車から降りて外の景色を楽しむことが出来ます。


                Eigerwandからアイガー北壁を見下ろす



                Eisemeerからフィッシャー氷河を見下ろす


                <特別付録>
                ミセスとnaruto(息子のハンドルネーム)の素顔公開!



                次回は、いよいよフングフラウヨッホ到着です!
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                スイス旅行記(7)〜グリンデルワルド出発(後編)

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                  昨日の続き、先を急ぎましょう。
                  浴室に蜂の大群を閉じ込めることに成功して一安心と思った瞬間です・・

                  チクリ!!

                  「うギャ〜!やられた〜!!」

                  皆さんの予想通り(?)室内に居残っていた蜂に刺されてしましました。(泣)

                  幸い大事には至りませんでしたが、この話には伏線があります。
                  スイスに出発する前日、ドイツのアパートでウチの息子が蜂に刺されていたのです。よりによって、親子で蜂に刺されるとは・・

                  これもトホホのDNAの成せる業でしょうか?

                  そうこうしているうちに、もう一つ別の問題が起こりました。
                  蜂を閉じ込めているので、トイレが使えない!のです。

                  まさに泣きっ面に蜂状態です。

                  トホホ・・

                  洗面やトイレは駅の近くのレストランで済ませることにして、早々に部屋を後にしました。(浴室や部屋中の窓を全開にして部屋を出たので、幸い帰って来た時は、蜂達も退散していました)


                  お口直しの一枚
                  グリンデルワルドにて


                  遥かなるユングフラウ、我が家には鬼門なのだろうか・・?
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                  スイス旅行記(6)〜グリンデルワルド出発(前編)

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                    いよいよ、ユングフラウへ出発の朝を迎えました。
                    ところがです。
                    前日は半袖でも汗ばむ程の陽気でしたが、夕刻からしとしとと降り出した雨が、夜半過ぎには本降りとなってしまいました。

                    朝の5時、家族はまだ寝静まっていますが、早々に私一人目が覚めてしまいました。

                    前夜からの雨が気になります。

                    外はまだ夜の静寂に包まれ、辺りは真っ暗です。
                    部屋の灯りを点け「どれ、外の天気は・・」とベランダの窓を開けた

                    と、その瞬間!
                    (世界まる見え!テレビ特捜部』のナレーション風に・・)

                    ヴぉぉぉ〜ン!!

                    と私の鼓膜を掠めて、あるものが怒涛の如く押し寄せてきました。

                    なんと蜂の大群です!!!

                    大群といっても数十匹程ですが、室内をパニック状態に陥れるには充分な数です。
                    家族全員、文字通り部屋中を『右往左往』です。

                    さて、こんな時は「蜂を刺激しない」ことが鉄則です。
                    部屋の灯りを消すと、ヴぉぉぉ〜ンと飛び回っていた蜂達が突然静かになりました。
                    どうやら、外の雨を避けてベランダで雨宿りしていた蜂が部屋の灯り目掛けて乱入してきたようです。

                    静かになったとはいえ、まんじりともせずに暗闇で息を潜めるのも楽ではありません。まして部屋中に蜂が同居していると思うと気持ちの良いものではありませんし、身支度も出来ません。

                    何か良い方法はないだろうか・・

                    「そうだ!」

                    浴室の灯りを点ける⇒蜂が灯りに釣られて浴室に集まる
                    ⇒浴室のドアを閉めて閉じ込める!

                    早速実行すると思惑通り、殆んどの蜂を浴室に閉じ込めることに成功しました。我ながらグッドアイデアでした。

                    「やれ、やれ、ビックリさせやがって・・」

                    と、その瞬間!

                    一体何が起きたのか〜?
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                    スイス旅行記(5)〜グリンデルワルド到着

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                      インターラーケン(Interlaken)で無事『イチゴタルト』もゲットし、車で走ること30分、いよいよ今回の滞在先であるグリンデルワルド(Grindelwald)の村に到着です。



                      地図でもお分かりのとおり、ここまでくればアイガー(Eiger)はまさに目と鼻の先です。
                      今回我が家が宿泊したのは、「ある」ガイドブックで「2星のホテルにしては、設備も悪くない」と評判のホテルでした。確かに山の斜面に建つロッジ風の建物からの景色は悪くないし、室内も整っています。

                      しかし!」です。

                      ここの従業員にはとても好感が持てたのですが、オーナーに対しては
                      「客商売である以上"Courtesy"とか"Hospitality"とか"Service"とかをしっかり学んでほしい!」と書いておきましょう。
                      詳しくは書きませんが、多分「ある」ガイドブックのお陰で日本人客も多いのでしょう、あまり「日本人ズレした態度」を取ると誰も泊まらなくなりますよ。「驕る平家は久しからず」です。

                      とぼやくのもこの辺りにして。

                      「旅には、良い事も悪い事もあるさ!」と気分を切り換えて外に目を向ければ・・

                      そこには素晴らしい景色が!



                      翌日はユングフラウへ向けて出発です!

                      このまま何事もなければ、良いのですが・・
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